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□ Live 2005 (2) □



管理人が観たライブやコンサート、公開録音などの記録です。ネタバレだらけ。
独断と偏見に満ちた個人的感想です。(嫌な方はお読みにならないようお願いします。)



■ 2005年12月25日(日) 13:30
「全力投球!!'05 X'mas "NEXT BATTER"」@Shibuya DUO MUSIC EXCHANGE
平川地一丁目・演奏曲目:「背広姿のエライ人」「君との約束」「はがれた夜」「夏の終わりの蜃気楼」「君の分まで」「とうきょう」

都合により比較的簡単レポ。

Shibuya-O系ライブハウス4ヶ所で同時開催、出入り自由のライブ。DUO MUSIC EXCHANGEの出演は、フリーウェイハイハイ、いきものがかり、千綿ヒデノリ、小坂りゆ、ひなた、平川地一丁目、ワカバ、THE NEUTRAL(出演順・敬称略)。
1ヵ所だけにいてもなかなか良いメンバー構成だと思っていた。しかし、明らかに場違いな感じの方が一組いたので、(全然偏見とかがあるわけじゃないんだけど)それ相応のイベントとかに出演された方が、演る方も観る方もお互いのためだと思った。それから、結構人気があって曲を聴いてみたいと思っていたのに、つい先日TVで初めて観たらあまりにも歌が下手でびっくりしたという方が一組いるんだけど、生で聴いたらやっぱりダメだった。オリジナリティーもあるし主張もあるから良いと思うんだ、とにかく歌を鍛えるべし。

こうしていろんな人を同時に聴くと、この人は歌っていなくちゃダメなんだな、と歌うことに必然性を感じる人と、別に歌わなくてもいいんじゃないかと必然性を感じない人がいる(歌に限らず楽器の演奏然り)。セールスはプロモーションによって左右されるんだろうけど、でも、根本的なその差は大きい。

龍之介さんはかぶり物と茶系のムートン?ジャケットでトナカイさん、直次郎さんは帽子と白シャツ+赤ジャケットに白ズボンでサンタさん、に扮して登場。照明が明るくなるかならないかぐらいに、もうかぶり物とジャケット、帽子をすぐ取ってしまった。龍之介さんは、黒地に白で文字+イラストプリントのTシャツ、その上にボルドーのベルベット地で袖にイエローの二重ライン、左胸にロゴ、右肩にユニオンジャックのLONSDALEのジップアップ(昨日のドクロジップアップとよく似てる)、ジーパン。直次郎さんは、帽子を取っただけでサンタさん扮装の赤ジャケットのまま。演奏終了後は、再び扮装に戻り、サンタさんが初めはトナカイさんの肩を、続いて角を持って退場するパフォーマンス。角を持ったら振り落とされていた。

演奏は、「背広姿〜」と「君との〜」はアコギ2本、「はがれた夜」以降はバンドバージョンだった。バンドバージョンでは、ベース、ドラムとの音のバランスがいまいちで、龍之介さんの高音の単音が非常に聞こえにくかった。フレーズとフレーズのつなぎ目になるようなところなど、しっかり聞こえるように明らかにすごく丁寧にピッキングしていたのに、全然聞こえてこなくて残念だった。直次郎さんの「とうきょう」の伸ばしは、最近では最も長かったと思われる。1年の締めくくりに相応しく、伸ばし納めであったように思う(翌日の福岡でもライブはあったようだが、一応東京では)。無事に年が越せることでしょう。

MCはほとんどなく、名前の自己紹介と、龍之介さんが「呼んでくださってありがとうございます」と、ラスト前に「来年も応援よろしくお願いします」との旨おっしゃったのみだった。でもトナカイさんとサンタさん、クリスマスならではで嬉しかったです。語らぬお二人のあったかさがにじみ出ていて、幸せな気分になれました。ありがとう。



■ 2005年12月24日(土) 17:30
ニッポン放送「第31回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」ゲストライブ@八重洲地下街・愛の泉ステージ
平川地一丁目・演奏曲目:「君との約束」「きっとサンタが」「夏の終わりの蜃気楼」「君の分まで」「夢見るジャンプ」「とうきょう」

都合により比較的簡潔レポ。

龍之介さんは、横筋テクスチャーの白地に左胸に漢字プリント、ボタン数個有りのカットソー(時々着てる)、その上にボルドーのベルベット地に両胸にドクロワッペンのジップアップ、ジーパン、黒系革靴。直次郎さんは、ブラウン地に黒ステッチでボタン数個有りのカットソー、その上にグリーンのシャツ、白ベルト、ジーパン、白系スニーカー。実は龍之介さんがレッド、直次郎さんがグリーンで、渋めなクリスマスカラーになっていたのでした。

演奏は、八重洲地下街ではもったいないぐらい気合い十分。通りすがりの人の足も止めるパワーがあったことでしょう。「きっと〜」「夏の〜」「夢見る〜」ではみんなで手拍子。「きっと〜」はストロークのアレンジが変わっているところがあった。「君の〜」はイントロのアレンジがまた変わっていた。「夢見る〜」のラストでは、お二人からの前説は無かったにも関わらず、観客の大部分がジャンプ(全然知らない人はびっくりしていたみたいだったけど)。そういえば、ピックが白いのに変わっていた。別メーカーと思われ。

トークでは、昨日は直次郎さんのお誕生日でプレゼントにポータブルのDVDプレーヤーをもらったんだけど、今日の名古屋→東京の移動でもずっと見ていたとのこと。見ていたのは「ハウルの動く城」などジブリ系。途中、ヘッドフォンを付け忘れて再生してしまい、車内に大音量(「となりのトトロ」の曲?)が響いて、龍之介さん共々恥ずかしかったとのこと。直次郎さんは「お誕生日のお祝いやお便りを、たくさんありがとうございます」と何度もおっしゃっていた。また、龍之介さんは「このチャリティーに出演するのは3回目なんですけど、こういう形で協力することができて嬉しい。これからも呼んでほしい」と、いつもの通りのマイペースながらも、力強くおっしゃっていた。

昨年同様、ライブ後は龍之介さんと直次郎さんの持つ募金箱に、来場者が列になって募金。龍之介さんの募金箱は途中でスタッフさんが換えたりしていて、たくさん集まったようで良かった。クリスマス・イブに、移動も大変な中、本当におつかれさまでした。今年も参加してくださってありがとう。



■ 2005年12月3日(土) 14:00
「NHK FM Saturday Hot Request」公開生放送@NHK放送センター 505スタジオ
平川地一丁目・演奏曲目:「夏の終わりの蜃気楼」「霞んだ山の向こう」「君の分まで」「とうきょう」

(タイマー録音に失敗したので、発言の詳細は違ってるとこが多々あると思います。ご容赦を。)
「Saturday Hot Request」(司会:杏子、ヒロシ、AKINA、各氏)の「HOTライブ」のコーナーにゲスト出演。観覧募集では落選もあったようだが、大多数は当選かと思われる感じで、観客は100名ぐらい。司会陣によると、本日は満員御礼の大入りらしい。(当選者中の来場者数を予測してイス席を作っていたと思うんだけど、立ち見も結構出ていた。)ゲストによって観客数はいろいろなんでしょうね。平川地一丁目は集客力があるのだ、と思われていたら嬉しい。

司会陣は客席後方から、ステージに向かって左サイドを通って登壇。オープニングトークと最初のリクエスト曲の後、「HOTライブ」のコーナーへ。龍之介さんと直次郎さんはステージサイド(ステージ上の仕切り、パーテーションの後ろ)から登場。龍之介さんは白い長袖Tシャツの上にネイビー地に蛍光っぽいグリーンの文字柄が入っている長袖Tシャツを重ね着(もしかしたら襟ぐりと袖口だけそういうデザインのTシャツなのかも)、その上にブラックデニムのジャケット、ジーパン、黒系スニーカー(レザー?)、黒地に白いドクロマークのニット帽。(ニット帽着用の経緯については後ほど。)直次郎さんは、グレーの長袖Tシャツの上に白地に黒でイラスト(男の人の頭なんだけど、かぶっているニット帽に手をやっているところ)が入っている半袖Tシャツを重ね着、ジーパン、黒系スニーカー、ペンダント(ペンダントよくしてるねぇ。でも今日のは初めて見たかな)。

演奏、とても良かった。さすがNHKということなのか、音響というのかPAセッティングというのかよく分からないけど、音が良かった。(当然ラジオにも美しい音でのっているのでしょう。)龍之介さんのギターも冴え渡っていて、直次郎さんのヴォーカルもとても良かった。直次郎さんは時々歌い方を変化させているのが分かるが、ライブバージョンとでも言おうか、転がす感じの歌い方をされることがある。ライブが続いたりすると、あー、今はこのモードなんだなぁと思うような感じの時もある。でも今日はそういう感じではなく(私はこっち系の方が好き)、声の美しさがよく伝わる歌い方で、かつ強弱や押す感じと引く感じのメリハリがとてもよく効いていて、ほんとに良かった。龍之介さんの演奏、コーラスについては、大幅にアレンジを変えているところは無かったと思うんだけど(「君の分まで」は前奏無しで、いきなり始まるバージョンだったが)、貫禄の演奏で文句のつけどころ無し。「夏の終わりの蜃気楼」のピコピコ系リードも後打ちの重音もきれいに聞こえて、バンドバージョンじゃないのにグルーブ感ばっちり。今回特に印象的だったのは「霞んだ山の向こう」で、お二人のギターもヴォーカルも後半から終盤に向かって、ながーいクレッシェンドをたどるように徐々に音量も圧力も増していって、強く訴えるものがあった。ながーいクレッシェンドって難しいのだ。しかも一人よがりじゃなく、リスナーも一緒に連れて行くクレッシェンドって、レベルが高いなぁと思わせた。演奏の密度が濃く、すばらしいと思った。

トークについては順不同だが、まず司会陣はファンのリアクションの良さ?になかなか驚いた様子。お二人が年齢を言えば拍手、身長を言えば拍手、(「中華料理」のカバーについて)大人の恋愛がしたいのか?についてヒューヒュー、杏子さんのHG発言にフォーフォー。いつもこういうリアクションをし慣れている方としてはいつもの感じなんですけど、他の方のファンの方々はこういう感じじゃないんでしょうか(笑)兄弟の話題で、龍之介さんのことを「怖くない」という直次郎さん発言に、「ドクロの帽子かぶってるけど、怖くないの?!」というヒロシさんの返しに、会場盛り上がる。そして、「実はこのニット帽…」とニットキャップを顔までかぶる龍之介さん。後ろに垂れ下がっていたドクロの目の部分が穴開きで、実は目出し帽になっていたのだった。「そのままかぶってたら?」というヒロシさん発言に、会場大ブーイング。

そして、演奏合間のMCでもニット帽の話題。龍之介さん、「ほんとはニット帽とかかぶるの好きじゃないんですけど、ちょっと理由があって…」とのこと。ここでみんな予想はついたと思うが(笑)、「実は僕、坊主にしたんですよ」とキャップを取り、頭をかきかき。髪を切ろうと思って都会へ出て行ったんだけど、すいてもらおうと思ったら長さまで変わってしまって…佐渡でこのようにした、とのことです。要は、最終的にカリスマお父様の修正=坊主にした、ということかと思われます。(やっぱりお父様のカットが一番なんじゃない??)でもでも、去年の夏のツアー前、Golden Circleの時も超短髪で、今回よりほんのちょっと長いぐらいだったよー。だから、別に驚かないし、かっこいーんだから♪「このままでもいぃっすか…あ、いーっすか??」に観客は当然の大歓迎な大歓声。そこからはキャップ無しで演奏してくださった。

最後のトークで今後の予定について。25日はイベントのライブ、26日はトークイベント。25日について「クリスマスなのにいいんですか??」との質問に、「やりがいがあります」と龍之介さん。聴きに行く方も、それはそれは応援のしがいがありますね。(26日については、「トーク…??」と司会陣の笑いを誘っていた。笑)家に帰ったらタイマー録音に失敗していて大ショックだったんだけど…やっぱり、生で会えて聴けるのが一番。(演奏がとても良かったが故に、またじっくり聴きたかったんだけど)一度しか無い時間を大切にしましょ。お二人からいただいた幸せな時間と音を、心の中で大切に。



■ 2005年11月7日(月) 19:30
「NHK ポップジャム」収録@NHKホール
平川地一丁目・演奏曲目:「夢見るジャンプ〜みんなのうたver.〜」

2回分+αの収録しました。(敬称略)
1回目(11月18日(金)放送分)の出演:BoA、平川地一丁目、WaT、nobodyknows+、東方神起、DA PUMP、D.D.D
2回目(12月2日(金)放送分)の出演:相川七瀬、AAA、奥村愛子、聖鬼魔U
その他(1月13日(金)放送分)の出演:少年カミカゼ、koto
その他(12月16日(金)放送分)の出演:w-inds.

ポップジャムの収録には何回か参加しているが、今までほとんど3階席だったのに(一度だけ2階席か?)、今回はなんと1階5列目だった!座席位置は本当に抽選なのである。そういえば、オープニングアクトなのか?開演前に席に着いたらタカチャさんが歌っていた。結構会場を盛り上げていた。

収録では二組目、早々に龍之介さんと直次郎さん登場。龍之介さんは、ライトグリーン地にロゴプリント、スタンドの襟、袖、裾が白になっているジップアップ、ジーパン、白系スニーカー。直次郎さんは、薄めのピンク地に黒系の細めボーダーが入っているニット、両サイドに大きめポケットが付いているジーパン、黒系スニーカー。直次郎さんは、比較的薄め素材のニットのようで、かついつもよりややフィット系のジーパンだったので、肩周りと足周りがかなりマッチョになっているのが分かる…筋トレの成果有りか(笑)ちなみにジーパンは、お気に入りらしい某ブランドのっぽいなぁと思っていたが、見てみたらそこから今出ているラインはみんなあんな感じだった。分かりやすいこと(笑)でもあのドイツ軍系の形は着こなしがとても難しそうである。

演奏はオンエアでも分かる通り、直次郎さんの歌い方が遠くへ遠くへと響かせる感じの歌い方だった(語尾の音程の処理やビブラートの使い方で顕著)。かつ、ややライブモードの転がし系だった。会場全体の手拍子のせいもあってか、とてもにこやかに嬉しそうに歌っていらした。対して、龍之介さんは明らかに緊張しすぎなのか、顔が固まっている…。手元も固くなっているのか、または生音とカラオケの音量のバランスなどを気にされているのか、弾き方がだいぶ違う。サビの部分から、バックに女子中高生コーラス隊が登場し、みんなのうたバージョンになる。最後は龍之介さんのギターがオクターブの重音で駆け上がっていき、「せ〜の!」でジャーンプ。会場内も結構跳んでいた。(当然私も思いっきり跳んだ。)龍之介さんはやっぱりかなり緊張されていたと思うけど、なんだか直次郎さんも後ろのコーラス隊も全部を率いているバンドマスターのような貫禄が漂っていて、そのバンドマスター故の緊張感のような、そういうものを感じた。不思議なことだけど、きっとそういう方なのだと思う。



■ 2005年10月27日(木) 18:30
女流義太夫演奏会@国立演芸場
演奏:「三十三間堂棟由来 平太郎住家の段」 浄瑠璃/竹本土佐恵、三味線/野澤喜恵博
    「近頃河原達引 堀川猿廻しの段」 前:浄瑠璃/竹本土佐子、三味線/鶴澤寛也、ツレ/鶴澤津賀花
                          後:浄瑠璃/竹本綾之助、三味線/鶴澤津賀寿、ツレ/鶴澤寛也

縁あって、初めて本格的な女流義太夫の演奏会を聴いたんだけど、義太夫はあくまでも太夫さんの肩に全てがかかっているというか、三味線も情景や感情の描写にとても大切だけど、やっぱり圧倒的に語り、太夫さんなんだなぁと思った。そして、演目によって分かりやすいとかそうじゃないとか、または太夫さんの得意不得意もあるんだろうなぁとは思うけど、太夫さん次第でだいぶ違った感じになるということも分かった。

最後の堀川の後半は、太夫さんがとても上手で話が分かりやすく、感情移入できたり、ちょっと感動してしまったようなところもあった。悲しい恋に翻弄され思いつめる娘、その娘を思う母と兄、娘を愛する男…とりあえず時代背景は何であろうと、変わらない人間の感情の機微や愛情の深さみたいなものが感じられて、なかなか面白かった。いろんな立場からのいろんな思いが交錯する悲恋に、かなりうるうるしてしまう(というかほとんど泣いてましたね)。この作品の文楽の?初演は1782年ぐらいみたいですが、昔の人も私みたいにうるうるしてたのかしらねー。



■ 2005年10月2日(日) 17:00
サスケ 「唄届け・秋 〜2005☆野音〜」@日比谷野外大音楽堂
演奏曲目:「明日には笑えるように」「旅立つ君へ」「永遠の夏」「白い街角」「彼女」「君といた部屋」「キセキ」「卒業の日」「紫陽花の詩」「12月のリング」「Smile」「輝く明日の方へ」「青いベンチ」/アンコール「雨の遊園地」「がんばれ」

サスケさんを初めて聴いたのが2004年5月のこの野音、イベントのオープニングアクト。約1年半後、お二人が「夢だった」と言ってはばからない初の野音ワンマンライブ。なかなか感慨深い。チケットの二次先行とかあったので売れ行きをちょっと心配していたんだけど、何のその。立ち見もたくさんで、しっかり満席だった。お客さんもそうなんだけど、何だかスタッフさんたちがわくわくドキドキ楽しそうにしている感じで、不思議と会場にあったかい雰囲気が漂っていた。(それはアンコールの仕掛けにつながるんだけど。)

約1年半前に野音で観た時と変わらず、会場が大きくてもサスケさんはそのまんまサスケさん。でも、アコギ+アコギ、アコギ+メロディオン(ピアニカ)はもちろんのこと、アコギ+アコベやエレピ+アコベなど、組み合わせもいろいろ、そして二人だけの演奏から豪華なバンドスタイルまで、多彩な音で聞かせてくださった。そして、相変わらずだらだらのMCはどこまでもだらだらと。(これがまったりとしていて、すごく好きなんだけど。笑)

すごく印象に残ったのは、雄太さんが「どうしても歌いたい歌があります!」と言って、「輝く明日の方へ」を歌い始めたこと。そう、どうしても歌いたいことがあるから、歌うんだと。それがもう全てなんじゃないかと、思った。存在意義っていうかな、サスケさんがそこにいる理由を、体で感じたような気がした。それからもう1つ、アンコールでだったかな。「奥やんと一緒にここにいることが、ほんとに不思議だよね…」と言いながら、ひとつずつ夢が叶っていってこういう風にライブができて本当に嬉しいという思いを、一生懸命ことばにして、それでも感極まってことばをつまらせる雄太さん。傍らの裕次さんは何も言わないけど、一緒に涙を浮かべていたのは、どんなに遠くからでも分かる。また歌い始める時、いつもぽよんとしている雄太さんが、叫ぶようにみんなに言い放った、「みんな、夢あきらめんなよー!!!」 なんだか、自分がすごく励まされたライブであった。

アンコールの仕掛けが何かと言うと、入場時にスタッフさんから「アンコールまで極秘で!」という注意書きと共に、1人1本ずつサイリウムが配られていたのであった。(+サスケさんの顔写真とギター写真が入った、サスケ印ストラップ付きのパスケースのおまけ付☆)アンコールで3,000人の振るサイリウムはとってもきれいだった。アンコールに登場した雄太さんと裕次さんはは「なにこれ〜?!どうしたの〜???」としっかり驚いてくださった(笑)「なんかねー、ムーミン谷のニョロニョロみたい」と言って会場の大爆笑を誘っていたのも、これまたほんとにサスケさんらしくて、癒された…笑。



■ 2005年8月30日(火) 18:00
平川地一丁目 夏休みツアー後半戦「あかね空と僕等の唄と」@Shibuya O-East
演奏曲目:「背広姿のエライ人」「ふり向けば戻り道」「星から吹く風」「霞んだ山の向こう」「とうきょう」「歌のない曲W」「かわれないので」「君の分まで」「まさ夢」「あかね色の空」「十六度目の夏」「夏休み」「ぼくの夏休み」「はがれた夜」「夢の世界へ」「島を離れる夢を見て」「夏の終わりの蜃気楼」/アンコール「夕暮れ時の帰り道」「いつもの通い道」「夢見るジャンプ」「明日へ」

ツアー後半戦7公演目、そして全16公演の16公演目。ツアーファイナル。ツアーファイナル…重みのある響きですね。去年の夏休みツアーにももちろんファイナルはあったんだけど、そして冬には特別編もあったから、それが実質のファイナルだったかもしれないんだけど。今年の夏、このツアーファイナルがこんなに大きなものになるなんて思っていなかった。そして、もちろん一つ一つのどのライブも大切だけれど、きっと彼らにとっても。一言で言って、とても良かった。すごく楽しめて、心から満足。充実したライブだった。私が言うのもおこがましいが、彼らにとってもここまでやれたライブは初めてだったと思う。そのぐらい、大きな感動をもらった。

前半戦と同じく、照明が落ち、「歌のない曲T」(とそれに合わせた、待ちきれない観客の大手拍子)をBGMに、龍之介さんと直次郎さん登場。龍之介さんは、グレー地に白のFOTOロゴTシャツの上に、白・茶・黒のチェックの半袖シャツを重ね着、ジーパン、白いレザー系サンダル(ビーサンじゃないぞ!白い太めベルトとコーディネートだと思われ。オサレだわ。)、そして前半戦よりホワイト系ゴールドになった髪。直次郎さんは、イエロー地に黒の文字プリントのTシャツ、ジーパン、ビーサン、そして前半戦より短くすっきりした髪。今日の使用楽器、龍之介さんはメインにK.Yairi、サブにMartin(私がサブで見たのは初)。直次郎さんはメインにGUILD、サブにThree S。(直次郎さんの方は、これでもかというぐらい何度も弦が切れたので、今日はサブもフル稼働状態。)

のっけから、「背広姿のエライ人」、「ふり向けば戻り道」、「星から吹く風」、「霞んだ山の向こう」、「とうきょう」と続く。相変わらずヴォーカルは、がなっている。声は割れ、低音は下がりきらずに上ずっているが…いいんじゃないかと思わせた。この曲順なら、この会場なら、そのまま突っ走ってしまえー!と思わせた。前回のレポで、前日の千葉で見えなかったものが草月でいろいろと見えたと書いたが、その一つはヴォーカルの説得力だった。例えば同じ歌い方をしたとしても、会場が違うだけで、その場の空気が違うだけで、ちょっといまいちだと思ったことまでが説得力に感じられることだってあるのだと、そう思わされた。美意識さえ感じさせるほどの、頑ななヴォーカル。ツアーファイナルのこの会場のこの空気、ヴォーカルは一層の説得力を増して聴こえた。(歌い終えた後の紅潮したお顔は、1レースまたは1ラウンド終えたアスリートのようで、すごくかっこいいと思います。)そしてその一方で、時々メインヴォーカルに目を向けるも、ひたすらもくもくと、でもその体から貫禄と美音を発しながら、冷静を絵に描いたようにギターに向かっている龍之介さん。まさに静と動。美しいとさえ感じてしまうほどの対比だった。そんなところにライブでの新たな魅力まで感じさせて、平川地一丁目っていいなぁ…って。改めて思った。

ここまでの楽曲で、まず「ふり向けば戻り道」。CD音源では、龍之介さんは「ギターで歌った」ためにコーラスは無しだが、ライブでは入ることがあり、今ツアーでは入っている。「あんなにも〜」のところから、「あんなにも」+ウーアー系コーラスが入る。私が初めてこの曲を聴いた時にも、龍之介さんのあぁあぁ〜と揺れるコーラスがかっこいーと思ったので、入っているのがなかなか好きである。それから、私が後半戦のチェックポイントの一つにしていた「霞んだ山の向こう」のコーラス。やっぱり良かった。文字にするならウィゥィゥーだったんだけど…(笑)とにかく良い感じだった。すごく好きな曲だし、コーラスが入るバージョンも好きです。

「とうきょう」について。前半戦のレポで「なんだか龍之介さんのハモリが違って聞こえた。…不思議と、うんぬん〜」と書いていたのだが、なんだかでも不思議とでもなく、ほんとに違っていた(笑)コーラスが入ってきた途端、ん?やっぱり違うなぁ…と思い、自分の頭の中で元々のコーラスを鳴らす。違うよね?違うよね??しまいには自分の片耳を押さえて、頭の中の音と、今聞こえている直次郎さんと龍之介さんの三声を比較する始末。(ちょっと変なお客さんと化してました。ごめんなさい。)今の龍之介さんのコーラスは、直次郎さんの声と元のコーラスの間の高さだ。元が下三度でハモってたとしたら、今のが下二度?!うんにゃ、二度でハモって心地良く聞こえるはずがない。じゃぁ、元々が下五度で、今のが下三度??あ゛ー、もぅ家に帰ってから検証だ。ということで検証しようと思い、「とうきょう」のギター譜を見て、見事に目からウロコ。元のコーラスは「下三度」ではなく「上三度の1オクターブ下」!つまり下六度でハモっていたのだ…!!!おそらくメインのキーが下がることにより、下六度はもう心地よく聞こえる音ではなくなり、下三度のハモリに変更されたのでしょう。…かっこぃぃ。そんなことに驚愕して感動してるのは私ぐらいかもしれないけど(笑)、いゃ、なんか感動した。自分的にすごいすっきりしたということもあるけど、楽曲が変化していくその一片を垣間見たって感じで、なんか感動しちゃった。それからもう一つ、前半戦で直次郎さんのストロークがすごくパーカッシブになっていたと書いたが、パーカッシブどころではなく、ほんとにボディーを叩いていた(笑)ダウン×6のストロークを繰り返しているところで、全部ではないがピッキングしているコブシでボディーを叩いて、ドカドカという音を出していた(と思う)。そうそう、ギターって弾くばっかりではないのよね。かっこいいぞー。

ここでMC。なぜか「龍之介で〜す」だった(笑)そして当然「直次郎で〜す」だった。ノリノリなのだ。観客も大盛り上がり、イェーイ。そして、午前中にレギュラーラジオ「ギター便り」の収録をしてきたお話。(ほんっとにおつかれさまです!)ダジャレ対決をしたとのことで、それをご披露。「ふとんがふっとんだ」他、ダジャレが炸裂。私は直次郎さんの「ジョニー、どこに行くんだい?べんじょにー」の「芝居」が秀逸だったと思う。さすが、MVでの芝居は伊達じゃない。でもそういえば、お二人がこの「ギター便り」のお話をし始めた時、「聴いてるよー」の声掛け他、会場の反応がやや薄かったのは気付いていたかなぁ。お二人は、東京近郊の首都圏や大阪近郊の都市部ではこの「ギター便り」が放送されていないことをご存知ないんじゃないだろうか??(地方からの参戦組は別にして)今日の会場、渋谷に来ている人は大部分が放送を聴けてないということを。(いや、逆にご存知だからネタ披露をしてくださったのかなぁ??)それから、龍之介さんの最近の初体験話。今日のO-Eastのトイレで、トイレットペーパーが見つからず、ウォシュレット初体験というお話だった(結局トイレットペーパーは見つかったんだけど)。直次郎さんの「おまえ、下品だよ」(この台詞何度も聞いている気がする。笑)以上に、龍之介さんの「なので、今日はお腹は大丈夫です」という旨の発言に、会場中が良かったー♪という雰囲気に包まれたのが印象的だった。(私もそう思ったもん。笑)

「歌のない曲W」、「かわれないので」、「君の分まで」、「まさ夢」と続く。「君の分まで」がさらに変貌。(たぶん前半戦ではやってなかったと思うんだけど)龍之介さんのギターにはなんと10フレットにカポを装着。(フレット数えちゃったよ。笑)いったい何を?!と思って聴いていたら、龍之介さんが弾いているパートの単音を重音にアレンジしてました!やっぱり職人だなぁ…。楽曲をより良くすることや新たな挑戦に対して、すごく貪欲。普通の観客が普通に聴いていたら分からないようなところまで果敢に挑んでくる、そういうところもすごくかっこいいと思う。「まさ夢」も、やっぱりいいね。この曲だってきっと随分変貌を遂げていると思うんだけど、メジャーデビュー後の曲に比べてあまりライブで聴ける機会がなかったことと、何よりその前の「君の分まで」のびっくり10フレット&イカした重音に興奮しちゃって、いろいろ分かるほど全然冷静に聴けなかった自分…(笑)

再びMC。今日のライブはO-Eastだけど、デビュー前のオーディションで向かいのO-Westで演奏したことがあることなど。ここで龍之介さんから「皆さんにプレゼントがあります」。(会場「なぁにー?!」)デデデケ、デデデケ…♪「ワタシ、ドラムの柴田です。平川地一丁目のファンって、かわいい子が多いって…言うじゃなぁ〜い。でも…みんな僕のものですからぁぁぁー!!!残念。」(会場中「きゃーーー♪♪♪」絶叫。)さらに龍之介さん「MCはいつも僕が考えてるんですけど…たまには、そこでシレ〜っとしてるヤツにも…」と直次郎さんに振る。「えっ?!」とかなりびっくり直次郎さん。「あ、あ、じゃぁ。僕、最近好きな芸人さんがいるんですけど…」(ここで抱えていたギターをわざわざ後ろのスタンドに置きに行く。)戻ってきておもむろに「フォー!!!(ポーズ付きでレイザーラモンHGさんのマネ)」(会場中再び「きゃーーー☆☆☆」絶叫。)やってはみたものの照れまくりで(口元を押さえるいつものポーズ。笑)、後ろのドラムの方まで逃げてしまった直次郎さん。でもこれ以降、事あるごとに会場中フォー!の嵐となるのであった。(すっごい楽しかったよ♪人一倍フォーフォー言ってた人→私。笑)どこでだか忘れちゃったけど、龍之介さんは水中メガネをかけて「…イテェ!目がイテェ」とかなり痛がりながらHGにーさんと化してました(笑)…ということは(HGになる準備までばっちりだったということは!)、直次郎さんへの振りは台本通り?!あのびっくり直次郎さんは芝居だったのかっ!!恐るべし、演技派兄弟よ…。

アコギ2本で始まった「あかね色の空」、後奏で柴田さんと泉水さんが登場し、途中から演奏に加わる演出。かっこいいぞー。そのまま「十六度目の夏」、「夏休み」、「ぼくの夏休み」、「はがれた夜」と続く。このバンドスタイルでの演奏、龍之介さんが客席よりも「他のメンバー3人」に体と顔を向けていることが、前半戦に比べて格段に多くなっていた。龍之介さんがバンドでの演奏を大事に思って慎重にもなっていることがよく伝わってきたし、実際前半戦よりもさらにバンドらしいまとまりが増した演奏になっていたと思う。まだ完璧とは行かないんだけど、私が「あ、テンポがちょっと…」と思った瞬間、私は龍之介さんを見る、龍之介さんが柴田さんを見る、柴田さんもくもくと叩く。また「あ…」と思って、龍之介さんを見る、龍之介さんは柴田さんを見る、柴田さんもくもくと叩く。というのが何度かあり、一人で勝手にみょーな一体感を感じてしまった(笑)でも、こういう生っぽさがライブの醍醐味ですな。そして、見つめる先の柴田さんですが(一緒に泉水さんも見ていたかもしれないんだけど、私の目にはよく柴田さんを見ていた龍之介さんが印象的だったので)、自分の体の真ん中を流れるテンポやリズムに耳を傾けるように、それを確かめるように、目をつぶってドラムに向かっている。職人ぽくてかっこよかったです。見つめる先にこの姿があったら、龍之介さんも頼もしいんじゃないかな。

「はがれた夜」について。このツアーファイナルで最も印象に残った曲をあげよと言われたら、私はたぶんこの「はがれた夜」をあげるだろう。自分にとって、最も印象に残った曲として。前半戦で聴いて改善の余地有りだと思っていたから、無意識の内に期待と不安を胸にしてこの曲を聴いていた。でも、何の根拠も無いのに、心の中ではなぜか信じていたんだ。きっと良くなっている、と。そして、彼らはその期待以上に変貌を遂げて、応えてくれた。前半戦のレポでサビの変化とコーラスの絡み具合について書いたが、今回は「はがれたぁっ」「こころがぁーーーー」「あのころぉっ」「ささえたぁーーーー」と、(前回の短×4から)短・長・短・長のパターンになり、コーラスはメインの後に残るのではなく、この短・長・短・長のパターンにぴったりと合わされていた。このサビの部分、龍之介さんも直次郎さんもしっかりと前を向き、お互いを見合うことは無かった。でも寸分もたがうこと無くフレージングが統一されたメインとコーラス。見事だった。相談したり、練習したんだ…と思った。(それに、兄弟のなせる技だなぁとも思った。)明らかに良くなった。ライブ全体やたくさんの楽曲の中で言ったらほんの小さな変化かもしれないけど、それでも彼らの楽曲に対するこだわりというか、細部に渡る配慮というか、そういうものが強く感じられた。しかも、後半戦からなのかこのファイナルでなのか、どのタイミングでこの変貌を遂げたのか、私には詳細を知ることはできないけれど、こんな短期間にそれをやってのけるということに、とても感動した。これもまた、こんなところに感動しているのは私だけかもしれないけど…彼らは楽曲が良くなることに対して妥協しない、そして、やはり応えてくださる方々なのだということを改めて実感して、涙が出た。

で、ちょっと余談だが。1番でのこのサビを、耳がダンボどころじゃないぐらいものすっごい集中して聴いていた私。良くなった…!!と感動して、その達成感に満ち満ちた瞬間。次の間奏のソロで、龍之介さんが入り損ねた感じで上手く音が出なかった。私は自分が、うわぁ、ごめんなさいごめんなさい!!と思ってしまった。オケでヴァイオリンを弾くような時でも、難しいところをものすごく集中して弾いて、できた!と思った瞬間、次の小節で落ちるというのはよくあること。まさにそんな感じで、あまりにも集中して聴いていた自分が悪いような気がすごくした…。なんだか。ごめんなさい。でも、龍之介さんは体ごとやや横を向きつつも、表情一つ変えずすぐに復活。繰り返し部分からも、完璧に弾ききった。龍之介さんのここのソロ、とっても好きです。重音ですっごく難しそうなのに、長い指が縦横無尽に駆け巡って、ギターをがんがん鳴らしていて、かっこよすぎです。

前半戦同様、直次郎さんがドラムにスタンバイして「夢の世界へ」。でも今日はスペシャルが。「ワン・・、ツー・・、スリー・・、フォーっ!!!」(会場中「キャーーー☆☆☆」)そして再び、自分で言っておいて照れまくる直次郎さん、また片手が口元に。ドラム叩いてるのに大丈夫?!(大丈夫らしい。笑)その後直次郎さんがギターに戻り、「島を離れる夢を見て」、「夏の終わりの蜃気楼」。いろんなことに大感動、大興奮していた私は、龍之介さんがどこでエレキを弾いていたか、すごいパフォーマンスをしていたか、もう記憶がぐちゃぐちゃなんだけど。「十六度目の夏」で前半戦とは違う赤いエレキを抱えた時、会場からは黄色いキャーの声。かっこよすぎ。そして、アンプに片足をかけて弾くその姿はまるでロックスター。(この時の「やっちゃったー☆」な笑顔が、この日一番の最高の笑顔でしたよ♪)観客も、歓声を上げながら手を伸ばしてロックスターに駆け寄っていて、ほんとロックな感じだった。さらにアコギの時にも、ステージのヘリに座って弾き、観客数人の手にタッチするパフォーマンス。この時、私も一緒になってきゃーきゃー言いながら駆け寄っていた中の一人。でも、あと数十センチの龍之介さんの手に届くとは思っていないんだ。それより、そこで一緒になってきゃーきゃー言ったり、駆け寄って手を伸ばしたり、そこに自分が混ざってること自体がすーごい楽しくって(笑)参加してるなーって。それがすごい楽しかった。それから、龍之介さんは今回ピック投げを2回。(これ、前からすっごいやりたそうでしたもの。やっと念願?叶いましたね☆)

本編終了後、しばらくの手拍子の後、怒涛の「龍之介、フォー!直次郎、フォー!…」コール。再びステージに登場した龍之介さんと直次郎さん。「アンコールありがとうございます。あの…僕たちそこまでハードゲイ好きじゃないんで(笑)」と龍之介さん。会場大爆笑。(本日、フォー!のおかげで会場がどれだけ盛り上がり、どれだけなごんだことでしょう。笑)「夕暮れ時の帰り道」を演奏し、MC。「僕はまだ高校生なんですけど…」ということから、自分の思うことをお話してくださる龍之介さん。「ワガママかもしれないけど、平川地一丁目を続けていきたいです」とおっしゃったけど、平川地一丁目を続けないことの方が(もしそんな事態が起きたら)ワガママだと言われるか、または言われるようになるんじゃないのだろうか。「僕はまだ高校生だし、全然偉そうなこと言えないんですけど、聞いてください。皆さんにも大切な人がいると思います。大切な人を大切にしてください。僕にとって大切な人は…ファンの皆さんです。」と、龍之介さんははっきりとそう伝えてくださった。他の人もみんなそう思っていたと思うんだけど、大切な人と言った時、龍之介さんは家族とおっしゃると思っていた。今までの龍之介さんだったらきっとそうだったと思う。でも、今の龍之介さんと直次郎さんにとって、ファンがどれだけ必要な存在になれたのかと、そう思って私は感極まった。もう一つ個人的なことを言えば、「皆さんにも大切な人がいると思います。」と龍之介さんが言った時、私の周りの観客は一様に首をぶんぶんと縦に振っていた。私の周りは、ほとんどがお母さんたちだったんだ。その時私は、その人たちの上に旦那さんやお子さんの姿がありありと見えるほど、そして自分が押し潰されそうになるほど、それを強く感じた。私にもとても大切に思う人がいるけど、私の大切な人は…。どうすることが大切にするということなのか、どうすればそれを伝えられるのか、分からずに、首を縦に振れずに、ただ涙だけが浮かんだ。

「ちょっとしんみりしましたが、最後までノリノリで行きましょー」との旨、直次郎さんのコメントがあり、バンドスタイルで「いつもの通い道」、「夢見るジャンプ」。もう順番がぐちゃぐちゃですが、龍之介さんが「普段はさえない高校生なので、こういうのを佐渡の友達にも見せたい」と、大盛り上がりの観客をバックに自分たちを携帯カメラで撮影。自分で撮ろうとしていたのを途中でスタッフさんが代わってくださいました。「夢見るジャンプ」はシングル用のMV撮影を兼ねていたので、シャボン玉が出る演出有り。ふわーっとたくさん舞って、とってもきれいだった。途中で演奏が静かになるアレンジになっていて、みんなでいっぱい歌った。ジャンプもいっぱいした。最後、龍之介さんはちょっと泣きそうになってしまったそうですが、私には分かったような、分からなかったような。すごく近くだったから龍之介さんのきれいな目もよく見えて、最後、いつもよりもうちょっとキラキラしてるなぁと思ったけど。だって、龍之介さんの目はいつもキラキラしてるんだもん。今ツアー初?の2度目のアンコールで「明日へ」。CD音源よりも、よりリズミカルになって、明るく感じる。より平川地一丁目らしくなったと思った。途中を龍之介さんがソロで歌ってくださるスペシャルバージョン!上手になっていた。そして、声が直次郎さんそっくりになっていた。今までにライブで龍之介さんのソロ歌を聴けた機会は3回あったけど、そのどれとも全然違っていた。他のアーティストの曲ではなくキーがぴったり合っているからなのか、実は密かにトレーニングを積んでいたのか、とにかく違った。(今まではほんとの実力が発揮できていなかったのが、ついに本領発揮なのかもしれないけど。)私は龍之介さん独特の歌声もとっても好きなので、そこまで直次郎さんそっくりの声になってくると、ちょっと複雑な心境かも…笑。

終演後、明らかに温度がかなり上昇していた会場から、ゆっくりとその温度が抜けていくのを感じながら、やや放心状態で充足感の中を漂っていた自分。会場は、前方を中心にほぼ1/4ぐらいの観客が泣き崩れていた。たぶん、感動と達成感と満足と感謝と寂しさと…いろんなものが涙になって溢れたんだと思う。でも私は、涙に変わるほど気持ちが整理できてなかったというのもあるけど、泣きたくないなと思って泣かなかった。やっぱり嬉しかったから、楽しかったから、だから笑顔でいたいと思ったから。笑顔でした。これだけ一体感と暖かさのあるすばらしいライブができたから、今日を踏まえてこれからのライブに私が期待すること。(最低限マナーを守ることを前提として)どんな観客でもwelcomeであること、楽しめること。平川地一丁目の大ファンでも、たまたま連れて来られただけの人でも、じーっとだまって聴いている人でも、踊っている人でも、一緒に歌っている人でも、楽しみ方は人それぞれだから。だから、平川地一丁目ご本人たちではなく、一部のファンだけが決めた決まりごとやルールが存在するのは、(そこに善意しかないことは分かっていても)私は賛同はできない。その決まりごとを知らない人や、参加しない人、賛同しない人が、疎外感を感じたり楽しめなかったりするのは、ライブのあるべき姿ではないと思う。そして、平川地一丁目ご本人たちから発せられたもの以外のルールに私は従うことはできない。彼らのステージでは、彼らだけが私のルールだから。(ある意味反抗的なほど、愛するものや大事なものへのこだわりは私も頑なです。私も。笑)ということで、自分なりに今後の課題を心に置きつつも、まとめ。とてもすばらしいライブであった。参加できて本当に幸せです。



■ 2005年8月3日(水) 17:00
平川地一丁目 夏休みツアー前半戦「あかね空と僕等の唄と」@草月ホール
演奏曲目:「あかね色の空」「せんこうの華」「風は海を渡れる」「霞んだ山の向こう」「とうきょう」「十六度目の夏」「夏休み」「島を離れる夢を見て」「夢の世界へ」「いつもの通い道」「夏の終わりの蜃気楼」「歌のない曲W」「かわれないので」「君の分まで」「はがれた夜」「背広姿のエライ人」「ふり向けば戻り道」/アンコール「いつかの僕へ」「夕暮れ時の帰り道」「夢見るジャンプ」

前日の千葉に続く、ツアー前半戦8公演目。昨年の12月以来の草月ホール。実は私は3階席だったんだけど、3階席も悪くない!ステージ全体がとてもよく見渡せて、しかもかなり前方に張り出しているので、1階席で言ったらたぶん10列目ぐらいの上部にいる感じかな。音もしっかり届く。前日の千葉で見えなかったものがいろいろと見えたので、この2日間は私にとって結果的に良い組み合わせだったと思っている。セットリストと全体の流れは前日の千葉とほぼ同様なので、できるだけ印象に残ったポイントのみ。「歌のない曲T」をBGMに龍之介さんと直次郎さん登場。龍之介さんは、白地にグレー系イラストと上部に赤のLONSDALEロゴTシャツ、ジーパン、ビーサン。直次郎さんは、白地にイエロー、オレンジ、グリーンの蛍光ボーダーTシャツ、グレー系ジーパン、白系スニーカー。(使用楽器は千葉同様。)上の方から眺めていても、やっぱり思う。龍之介さんも直次郎さんもかっこいい…。ほんとにかっこいい。

冒頭3曲、演奏の感じは前日とほぼ同じなんだけど、ヴォーカルの突っ走り過ぎのような威圧感は感じられなかった。迫力はそのままに、でも昨日より落ち着いている気がする…やっぱり会場のせいなのか?草月は経験済みですしね。その後の2曲も合わせ、特に「せんこうの華」と「とうきょう」は、まるでハードフォーク。(っていう言い方が正しいのか分からないけど。)ヴォーカルで言えば、頭を小刻みに横に振って、前髪をぶんぶん揺らしながら歌っている。部分的にわざと声を割ってシャウトしている。「もぉ゛日がぁぁ〜」っていうの、いいですよ。かっこいい!さらに、「とうきょう」の直次郎さんパートは、もはやコードストロークというよりほぼカッティング、パーカッション状態ですね。ここでMC。龍之介さんのおかしな電話体験談。なんでタカシさんの携帯持ってるのよ?!とか(笑)お二人の金縛り&心霊?体験談(もちろん金縛りを解くのはおケツネタ)、林家の女の人の頭目撃談。まいきーちゃんのかわいいびっくりネタ諸々。いゃ、すごいかわいいよ。ここからバンドスタイルで6曲。直次郎さんのドラム披露含めほぼ構成は同じだけど、昨日よりテンポは安定していたと思う。「島を離れる夢を見て」では、龍之介さんがギターソロの時、ドラムさんと目を合わせていたのが印象的だった。バンドはアンサンブルで勝負でしょう、やっぱり。

続いて座りでMC。家の中から昔のデモテープが出てきたという龍之介さんのお話。「声変わり前の『ぁ〜〜〜↑↑↑』とかいう声で…」(超ファルセット。笑)、「インディアンの女の子」のお話だった。これ、聴きたかったの〜(>_<)ファーストアルバム発売時のインタビューなどでちょっとだけお話に出ていた、初期の5〜6曲のうち唯一の未発表曲のはずなので。観客の声にせがまれ、ワンフレーズ披露。不思議な曲だけど、とても気になる。今の龍之介さんなら、超かっこいいアレンジにしてすてきな1曲にまとめちゃうこともできるんじゃないだろうか。しないかなぁ…。それと一緒に、曲を作り始めた頃の制作秘話。学校で曲を書いていて、できるまで帰らないことを自分に課したり、音楽室のピアノの下で寝てしまったり、雪の降り積もる駐車場に座り込んでメモしたり…「今でも曲作りは苦労するけど」とおっしゃりつつ、そういうお話を聞かせてくださることがとても嬉しい。そういう龍之介さんのお話を、私が(または観客の一人一人が)どういう風に受け止めているか、龍之介さんに伝わりますか?龍之介さんのことばの一つ一つが、私の中で風景になり、色になり音になり温度にもなった。龍之介さんと直次郎さんが過ごしてきた時間を追体験して、そしてこれからずっと一緒です。「伝えたい人がいて、伝えたいことがあって」曲を作るんだ、と。そして、だから聴いてくれるファンに感謝している、とおっしゃってくださる。金髪あにきはぽつぽつと、でも誰かに言われたテンポではなく自分のリズムで、いつもより饒舌に感じられるほど気持ちのこもったお話をしてくださった。(でも…お話の中で「『十六度目の夏』なんて半分妄想ですから」って言ってた。半分、でほっとしている人、なぜ??私はその半分ということばで涙に暮れてしまうというのに…びぇーん。)その後の「君の分まで」で今回唯一の出だしやり直し。タイミングが合わなかった、惜しい。全然平気よー。

アンコールでは、直次郎さんが「十六度目の夏」MVでおなじみの白×グリーンのボーダーポロシャツに着替えて登場。わー♪(前日千葉のあにきの背広Tシャツと、2日でセット?になっているなんて、なんと嬉しいことでしょう。涙)それから、龍之介さんからバンドについて「これからもこのメンバーでがんばりますので、応援よろしくお願いします」とのコメント。応援してます!ドラムさんとベースさんには(すみません、柴田さんと泉水さんだというのはよく分かってます。笑)、彼らの楽曲を死ぬほど一生懸命噛み砕いて理解してほしい。演奏技術だけではバンドのアンサンブルは成り立たないから。彼ら二人と同じラインに立って、彼らの曲をより良くするには、彼ら以上の努力が必要だと思う。私は現時点ではこのバンドスタイルにはまだ満足していないので、これから「おぉ、やるじゃん!」と思わせるような演奏が聴けることを大いに期待してます!「夢見るジャンプ」のみんなでジャーンプでは、さすがに3階席は天井低くてかなり狭いので、ちょっと恐かった。でもしっかり飛びましたよ(笑)特筆すべき?は、お二人の弦が一度も切れなかった(と思う)。楽器の状態も演奏も空調も、ちょうど良かったのかな^^ エンディングは、前日同様メンバー4人で手をつないで、中央、上手、下手、最後にまた中央、と万歳&おじぎをしてくださった。すごいライブっぽくて良かったよー。最後の中央で、最後の最後に3階席もしっかり見上げてくださったのがよく分かったので、嬉しかった。ちゃんと3階まで、いろんなものたくさん届きました。大きな大きなやさしさが心にしみて、またとても大切な日になりました。本当にありがとう。



■ 2005年8月2日(火) 17:00
平川地一丁目 夏休みツアー前半戦「あかね空と僕等の唄と」@千葉市民会館 小ホール
演奏曲目:「あかね色の空」「せんこうの華」「風は海を渡れる」「霞んだ山の向こう」「とうきょう」「十六度目の夏」「夏休み」「島を離れる夢を見て」「夢の世界へ」「いつもの通い道」「夏の終わりの蜃気楼」「歌のない曲W」「かわれないので」「君の分まで」「はがれた夜」「背広姿のエライ人」「ふり向けば戻り道」/アンコール「いつかの僕へ」「夕暮れ時の帰り道」「夢見るジャンプ」

(結構辛口なとこもあります。予めご了承を。)
夏休みツアー前半戦、福岡、神戸、名古屋、仙台、山形、川崎に続く、7公演目。(本数だけですごーい。)会場の千葉市民会館小ホールは席有りのホールと言っても、フラットなフロアにパイプイス?を並べるタイプのフリースペースのホール。横にイス4つのかたまりを4つ、それを縦に13列ぐらい並べていた。中央奥はPAスペースのため、いくつか席無し。(あ、計算してみると非常に限られたキャパだったことが分かる。)照明が落ち、「歌のない曲T」をBGMに龍之介さんと直次郎さん登場。龍之介さんは、黒地にサングラスをかけた人の顔に羽根が付いているような感じ?のイラストのTシャツ、ジーパン?、ビーサン?。(あ。そういうえば、あにきは今ツアー金髪です。銀だとかアッシュグレーだとか諸説ありますが、とりあえず現時点で金です。私はピンクでも緑でも何色でも全然構いません♪)直次郎さんは、パープルの(おそらく)ランニングの上にイエローの半袖シャツ、ジーパン?、スニーカー?(ちょぉっと下の方まで見えない席位置でした)。今日の使用楽器、龍之介さんはメインにK.Yairi、サブにBourgeois、直次郎さんはメインにGUILD、サブにThree S。(そういえば、直次郎さんのメインだけかな、ストラップ変わってましたねー。)

冒頭「あかね色の空」、ん?なんか激しいぞ。激しいというか…険しい。続く「せんこうの華」も「風は海を渡れる」も、ヴォーカルが、がなっている。ものすごい威圧感。圧倒されるというより、私はこの3曲の流れにずっと違和感を感じていた。「あかね色の空」は、「風は海を渡れる」は、そんな眉間にシワを寄せて、険しい表情で歌う曲なのか??この3曲まで聴いた印象は、直次郎さんオンステージ、という感じだった。ものすごく存在感も迫力もある。でも、あまりにも集中力が高まり過ぎたのか、冒頭から観客を引き付けるぞとか、自分の成長を見せるぞという気合いが入り過ぎたのか、盲目に突っ走っているような威圧感がありすぎて、逆に観客が引いてしまったというか、完全に置いて行かれてしまっている感じがあった。(少なくとも、私にはすごくそう感じられた。一緒になって盛り上がっていくというより、なんかコワイ…どうしたんだろう?という思いがぐるぐるしてしまって、気になるばかりだった。)なんか、例えば今日より前のパフォーマンスについて何か言われたとか、自分たちで気になったことがあって変えているとか、なんか無理してるかなぁとか、そんなことが気になった。(激しさを象徴するかのように、ここで直次郎さんの弦が切れる。今回のライブでは3回ほど切れていた。)

続いて「霞んだ山の向こう」、CD音源ではコーラスは無いが、ライブでは確か龍之介さんのコーラスが入っていた。(いいなぁと思ったのに、どこにどういう風に入っていたか忘れてしまった…。後半戦で要チェックだわ。)「とうきょう」、なんだか龍之介さんのハモリが違って聞こえた。いや、同じように下三度でハモってるよねぇ…またキーが下がっているせいか、お二人の声質が近づいたせいなのか、なんだか不思議と違うパターンのハモリのように聞こえた。この頃までには、直次郎さんが落ち着きを取り戻したように感じられた。

ここでMC。まず龍之介さんから、この会場について「びっくりした」とのコメント。「紙芝居でもやらなくちゃいけないかと…」。そう、なんかステージの緞帳の上部?っていうんでしょうか、上の方に体育館のステージみたいなヒラヒラが付いていたんですの。さらにステージの天井もやや低め(背の高いお二人にとってあの天井は、客席からちいさーい私が見ているよりも、はるかに低く感じられたことでしょう)。冗談ぽく言っているというよりは、なんか本当にやりにくいと思っていらっしゃるように感じられて、この会場いまいちなのかしら…と私はちょっと本気で心配になった。何千人も入るホールでも、駅地下の特設ミニステージでも、どんな場所でもお二人は、今までそんな風に感じさせたことは無かったのに。でも思うに、これはやや想定外ということだったのではないだろうか。ツアー前半戦の全戦をほぼ同様の会場で展開していくという想定で、きっと綿密にライブの構想を描いていたお二人にとって、あれ。ここちょっと違う…という感じだったのではないかと。これもある意味成長の証なのでしょう。さらに、想定外の会場に遭遇した時にも、動じずにその会場に適した最高のパフォーマンスで観客を満足させるライブができる、というのはプロ中のプロでしょうね。私が勝手に感じたことではあるけれど、今までそんなことを考えたことも無かった私は、あー、なんか私も観客として一緒に成長してるかもーなんて思ってしまった(笑)それから、文化祭みたいな感じというお話の流れで、龍之介さんが学芸会?で「のび太と翼?の勇者達」の主役・のび太くんをやったというお話など。あにき、やっぱり昔から人気者、実は主役キャラなのだわ。(ていうか、そんなのび太くん、かっこよすぎる…)

バンドメンバーを紹介し、龍之介さんがアコギをエレキに持ち替えて、ここからバンドスタイルでの演奏。「十六度目の夏」、う゛…なんだこのテンポの揺れは。酷評して申し訳ないが、この「十六度目の夏」はテンポが速くなったり遅くなったり、あまりにも不安定でまとまりが無く、正直聴くに耐えなかった。こんなにテンポが不安定では、聴いている方は全くノレない(少なくとも私は)。メンバー4人のうち誰が悪いということではなく、4人のテンポの感じ方がバラバラだったように思う。(実は4月のはがれた夜イベントの時も、バンドスタイルだとやたら走るなーと思っていたんだけど、その時の印象がありありと蘇った。)でも、ヴォーカルも含め楽曲の内容のすばらしさにカバーされた感じで、無事にエンディングを迎える。次に吉田拓郎さんのカバーで「夏休み」。ライブでカバー曲が聴けるのは時々しか無いので、聴けて嬉しかった。龍之介さんがインタビューなどで「エレキでいかに目立つかを考えた」とおっしゃっていた通り、龍之介さんのエレキソロが秀逸だと思った。聴いてそのまんま、かっこよかったです。「島を離れる夢を見て」、んー…またすごく走る。走り過ぎ。どうしてだろう??

直次郎さんがドラムにスタンバイし、白鳥英美子さんのカバーで「夢の世界へ」。歌詞を間違えずヴォーカルも乱れず、テンポも安定していてすごいなーと思った。つい、右手、左手、足、ド、チャカチャカ、ツ、チャチャ、なぁ〜んて、親のような目で一つ一つの動きを凝視してしまった。観客として、まだまだだなぁ(笑)この間、ステージ下手側の位置で、イスに座りながらドラムを横目にアコギを弾いていた龍之介さん、時々直次郎さんに向ける視線がとてもやさしそうだった。観客の声にせがまれて、無理やり龍之介さんもドラムスペースへ。「スタッフさん、すみません」という龍之介さんのことばが温かい。頭の中にちゃんとライブ全体への配慮があってすばらしいと思う。「この前もライブで、こういう風にドラムをやることになったんですけど…その時は『君という花』という曲をやったんですけど、今日は『サイレン』を」と龍之介さんコメント。ぎゃー、私思いっきり歌っちゃおうかと思いましたよ(笑)あせりまくって、初め何度も間違えていた(ようだった)龍之介さん、でもほんのワンフレーズだけなのに、メリハリがあって妙に良い感じの叩きっぷりでした。さすが。この間、ずぅぅっと下がって上手側のステージ端の壁にもたれかかっていた直次郎さん。自分が主のポジションから離れた時の直次郎さんは、引っ込み過ぎなぐらい本当に控えめで、やはり見守る視線がとてもやさしそうだった。直次郎さんの曲紹介の後「いつもの通い道」、この曲は冒頭からしばらく直次郎さんのヴォーカルとストロークだけ、後から龍之介さんやその他のパートが入ってくる。よく一人だけでやっていられるなぁと、私はものすごくドキドキしてしまう。(最初一人だけという意味では「いつかの僕への」もそうなのですが。)「夏の終わりの蜃気楼」、テンポが比較的安定し、聞きやすかったと思う。

ここでまたMC。「十六度目の夏」のMV話からだったか、直次郎さんの筋肉話へ。またまた観客の声にせがまれて、腕相撲をすることに!(しかもちょうどよい感じのテーブルがある。笑)「龍・直、兄弟対決!」と直次郎さん。私のいるところでは「ギター便り」が聴けないので兄弟対決を聞いたことはないんだけど(レポとかで読んでますが)、あー、直次郎さんはすごくこのコーナーにもなじんでいるんだわーと思って(ラジオで兄弟対決のコーナーがあるんですよ、という説明をしなかったから)、なんだかちょっとだけ寂しくなっちゃった…(涙)真剣勝負の結果、僅差で直次郎さんの勝ち。(でもねぇ、文字は右だけど基本左利きと思われる龍之介さんと、純右利きと思われる直次郎さんでは、ちょっと勝負が公平じゃないような気がするんだけど。笑)

そのまま座りで「歌のない曲W」へ。ショートバージョンでしたが、ギターの音質が楽しめる、とてもきれいな1曲。直次郎さんのGUILDはご本人曰く「厚くて男っぽい音」ですが、ストロークの時のシャリシャリ感もいいし、こういう曲で単音弾きしてもベース音としてしっかり鳴っていいですね。「かわれないので」、去年の夏のツアーでも低いキーで聴かせ、新たな印象を与えてくださったけど、今年もまた違った印象で、改めて非常に情緒豊かに聴かせてくださる。私は、この曲はもう似合わないぐらいになったなと感じた。本当に良い意味で、お二人にはもうこの曲がちょっと似合わないように感じるぐらい、大きくなった。成長したんだ。もちろん名曲はずっと歌い続けてほしいから、それは変わらないんだけど、なんだかそんな風に感じて感慨深かったし、嬉しくもあった。龍之介さんも直次郎さんも、私も、少しずつ成長しながらずっと一緒に歩いている感じがして。続いて「君の分まで」、アコーディオンのパートを龍之介さんがブルースハープで。かなりの高音が、せつなく胸に刺さる感じ。すてきなアレンジですね。

「ここから飛ばしていきます!」と龍之介さん。「はがれた夜」、バンドバージョンもかっこいいけど、私は今回のようなギター2本の方が好きかな。アコギのかっこよさが感じられるので。今ツアーではまた別バージョンのように大きく変化、ヴォーカルが全然違う。一番分かるのはサビの語尾の短さ。「はがれたぁーーー」だったのが、「はがれたぁっ」です。この時、龍之介さんは伸ばすかまたは駆け下りてくるコーラスなんだけど、そこは変わらず。なので、直次郎さんのメインが途切れて、龍之介さんのコーラスが残る感じ。これも全然印象が違って面白くて良いと思うんだけど、現時点ではまだまとまっていない印象。残っているコーラスをしっかり聞かせるというより、なんとなく残ってますという風に聞こえてしまう。これからの展開に大いに期待。そのまま「背広姿のエライ人」、「ふり向けば戻り道」、しっかり、がっつりと。惜しまれつつステージを後に。

アンコール、龍之介さんが「十六度目の夏」MVでおなじみの背広Tシャツに着替えて登場。わー♪「いつかの僕へ」「夕暮れ時の帰り道」、ツアーで聴いたのは去年の夏、たった1年前のことなのに妙に懐かしく感じる。そして、でもまた聴けてほっとする。「夕暮れ時の帰り道」は終わりのアレンジがまた変わっていたかな。「夢見るジャンプ」、みんなで一緒に楽しめるという意味で、ライブにも良い1曲ですね。最後はみんなでジャンプしましょう、ということだったので、最後にジャーンプ。みんなでぴょこん、という感じで、なんだかとてもかわいかった(笑)

ライブが終わっての全体の印象は…過渡期、ということだった。お二人にどのぐらいその意識があったかなかったかは分からないけれど、一つ一つのライブが、いろんな試行、挑戦、チャレンジなんだと、そんな気がした。いろんな面で成長し進化し、いろんなことができるようになると共に、逆に課題も増えてくるものだと。ついでに言うと、聴いている自分の目も耳も肥えていくなと(笑)でもやっぱり彼らが大好きで、過渡期だろうと安定期だろうと、これからもずーっと一緒に歩いていくことに変わりはない。私がレポを書いているのは、(外向きのことばで書いているっぽくても)自分の思ったことを誰かに主張したいなんてことはまーったくなくて、こんな時こんなことを感じていたなという、あくまで自分の記録。(こんなんでももし読んで面白い人がいたら、ついでにどうぞーっていう。笑)だから、愛するものに真剣で、まっすぐ過ぎてちょっと辛口でもご容赦を。


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