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■ 2003年11月23日(日) 13:30 「ハムレット」@シアターコクーン 劇作・脚本:シェイクスピア/翻訳:河合祥一郎 演出:蜷川幸雄 出演:藤原竜也、鈴木杏、井上芳雄、小栗旬、高橋惠子、西岡徳馬、他 観たかったんです。蜷川さん&藤原くんのハムレット。 藤原竜也くんは以前から注目はしてまして、「身毒丸」を観て、もっと観てみたいと思わせる役者さんでした。 やっぱり藤原くん良かったです。声と台詞回しがとてもいいと思いました。「身毒丸」の時よりも意図的にか?低めの声を使っていたみたい。それも良かったです。ほんとに声がよく通るし、節回しっていうか、台詞回し、言葉に何だか説得力が感じられる。いいですね。 役者に大切なのは色気だと思いますが、彼には備わってますね。もちろん繊細な役であればあるほどそれが生きるとは思うんだけど、男っぽい役を演じる時にも、その色気とか妖艶さは深みになるような気がします。裏打ちというか。 ほんとのハムレットは34歳?だか何だかで30代なわけですけども、若すぎるハムレットもどうかなと思ったけど、藤原くんは全然大丈夫。観ていて違和感は無かったです。ハムレットって、悲壮感漂ってて暗いんだけど、頭がいいのにお茶目なとことか、途端に冷めるようなとことか、いろんな人格がある。だけど、たぶん大事なのはそこはかとなく漂っている子供のような純粋さ。なのかな。いろんなものにまみれながら、汚れることのない聖域みたいなピュアさがなぜかある。それを体現できる役者であれば、おそらく年齢は関係ないんだろうね。 さて、他の人々について。 レアーティーズの井上芳雄くん。悪いとこは全然無いし、かっこいいんだけど、感想としては普通かな。背が高くて舞台映えする役者さんですね。声の通りもいい。でも歌聴いてみたいしね、この役だけだとあんまり分からない感じ。 オフィーリアの鈴木杏ちゃん。やっぱり悪いとこは全然無いし、かわいくて素敵なんだけど、これと言って印象に残るとこは無かった。というのが正直なところです。他の人に比べて、台詞回しがちょっとナチュラルすぎ?というか、ちょっと重みが足りない感じはしたかな。これは全体のバランスかもしれないけど。 フォーティンブラスの小栗旬くん。ほんとにちょこっとしか出てこないのよね(笑 伏線はいろいろあるんだけど。フォーティンブラスはおいしい役。ちょっとねー、惜しいね。声の通りがいまいち。ハムレットと対象的な役割で、陰に対して陽、暗に対して明、みたいな役割。しかも出演シーンがほんとに少なく、一瞬のキラッとかギラッとか、強くほとばしるような輝きが必要だと思うんだけど、惜しい。ちょっと足りない。いや、美しいし十分輝いているんだけど、藤原くんとの対比がいまいち成り立ってない。台詞を、観客にぐっさりと刺さるほど轟かせてほしかったなぁ。少し残念。 高橋惠子さんや西岡徳馬さんは、大御所って感じで安心して観ていられて、特筆すべきことは無し。 強いて不満をあげるならば、笑わせどころ?演出として、全体にある程度の笑いをちりばめるならば、今回のはなんかバランス悪かったなあ。いい感じに笑えるところもあったけど(元からあるシェイクスピア的笑いは。)、井出らっきょさんやグレート義太夫さんのボケとかは良く分かんない。あれは必要なの?? 全体的には素晴らしかったと思います。ラストはスタンディングオーベーションでした。やっぱり一番は藤原くんの魅力で見せてたなーという印象です。力のある役者さんですね。今後も期待。 ■ 2003年11月9日(日) 12:00 ミュージカル「十二夜」@帝国劇場 原作:シェイクスピア/劇作・脚本:堀越真 演出:鵜山仁/音楽:八幡茂/振付:セルジオ・トゥルヒーヨ 出演:大地真央、愛華みれ、本田美奈子、鈴木綜馬、他 さすがにチケットこの値段になってしまうな。っていう感じで、豪華だし質も高くて楽しめました。 セバスチャン役が岡幸二郎さんだったのですが、さすがでした。というか、あの声に感動して泣いてしまいました。特にファンというわけではないんだけど、他のミュージカルで観たことがあって、声がすごくいいし歌うまいなーとは思ってたんですけど、ああいう豪華な舞台こそ映えますねー。心に届く素晴らしい歌でした。また他のミュージカルでもぜひ聴きたいなと思いました。 |
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