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■ WORDS - Bits of Me 2005(2) ■



[July (26 pcs)]  [Aug. (15 pcs)]  [Sep. (12 pcs)]  [Oct. (18 pcs)]  [Nov. (28 pcs)]  [Dec. (12 pcs)]



[December] (12 pcs)

12/26
恒星に詠める:

  力無く 言葉流れて 詠みきれず 歌人黙して 更けゆく真冬

  切り取って 空虚な言葉 からまわる 遠く星には 届かぬ問いを

  思いほど ことばに翼は 生えようか 生えまいか でも 飛ばぬ翼よ

君の瞳(め)に詠める:

  見上げると 君を見ている 私より 私を見てる 君が気になる


12/22
恒星に詠める:

  星になり 私のことも 見えるかな まだ動けない 私のことも

  言の葉も なんて無力な ものだろう だって君には もう届かない

  どの星が 君なんだろうと 見上げてる 一番やさしく 光る星だね


12/9
日々に詠める:

  さびしいと 言ったらさびしく なりそうで 黙って君の 強い目思う

道に詠める:

  六日前 君が通った はずの道 たどる思いが 届くといいな

街に詠める:

  君の居ぬ 街にはあんまり 意味も無く かしげた首は 重くなるだけ


12/2
カケラに詠める:

  幸せの カケラをひとつ くださいな ひとつでいいの 君だけでいい

伸ばした手に詠める:

  伸ばした手 あなたの胸に 触れるとき 何かがぱちんと はじける瞬間



[November] (28 pcs)

11/28
烏龍茶に詠める:

  心には ときどきHOT 烏龍茶 あなたと一緒に 生きてる気持ち

小箱に詠める:

  透明な 小箱の中に 入るもの 君に見えない 私の思い

光に詠める:

  そよぐ髪の 隙間に音を なびかせて 君に照らされ 生きていきたい


11/15
横に詠める:

  背の高い あなたの横顔 見上げたい このぐらいって 思うんだけど

夢に詠める:

  夢だけを 抱えてずっと 助走して 未だに高く 跳べないでいる

現状打開に詠める:

  何ひとつ 現状打開が できなくて 君のとこまで こんなに遠い

誰かに詠める:

  赤い血の 涙を流す その猫を 右手に抱えた あなたはだあれ


11/12
夢に詠める:

  あの夢に、 この夢に、まだ 届かない 甘いお菓子に 頼りたい日々

波の音に詠める:

  波の音 聴いてあなたの そばに行く 思いだけなら 飛んで行けるよ

リンゴに詠める:

  頼りなく リンゴをむいて 切れた指 この手はひとり 君を探して

誰かに詠める:

  君はただ 誰かの代わり なんだろか 私が見つけ られない人の

毎日に詠める:

  毎日が 過ぎて行くのが 速いから 不安や焦りを つぶせずにいる


11/11
いつもの日々に詠める:

  変わらない いつもの日々に 戻るだけ 少し見た夢 強さに変えて

砕けた自分に詠める:

  ちょっとだけ 砕けた自分 拾うから がんばれるから 見守っていて


11/10
君に詠める:

  今はまだ も少しそこで うたってて 月に刺さった 僕の心を

手段に詠める:

  手段だし 声だし 私の カケラだし うたにはいろんな 意味があるのよ

手に詠める:

  手をつなぎ 君とお散歩 いつまでも、 どこまでも、ね。 いつか、もうすぐ。


11/7
発車ベルに詠める:

  永遠の サイレンみたいな 発車ベル 鳴り止む時が そしてスタート


11/5
うたに詠める:

  歌心 そんなのたぶん 無いからさ うたには色とか 音とかあれば

  私には 君がいるから うたうのか うたがあるから 君がいるのか

都会に詠める:

  この都会(まち)で 私がぷっつり 消えたとて 君のとこまで 届かないよね

待つに詠める:

  待っている 待ってないけど でも待つの 待っててほしくて でも待っている

笑顔に詠める:

  笑ってた? あなたの今日は どうだった? 一番やさしい 笑顔でいてね

制約に詠める:

  制約は あなたをどれほど 生かすだろう 忘れないでね あなたは自由


11/1
見えない壁に詠める:

  かげろうの ように あなたは 消えるかも 私が何かを 越えられぬまま

気のせいに詠める:

  いつまでも どこに行っても 何しても 届かない気が してしまうけど

1℃に詠める:

  違うとこ 見てるあなたは 遠い人 気温が1℃ 下がる気がした

あなたのことばに詠める:

  偶然と 分かっていても あたたかい 二人をつなぐ あなたのことば



[October] (18 pcs)

10/31
行く秋に詠める:

  行く秋に 日差しはやさしく なるけれど 動けなくなる 私もいるの

心象に詠める:

  信号を 待ってる間に 一首詠み パチリ切り取る 私の心象


10/19
ノイズに詠める:

  ノイズだけ 拾う電車の 帰り道 聞こえないもの 探してる耳


10/16
後ろに詠める:

  後ろから きっと、そーっと、 ぎゅっと、する 君はゆっくり こっちを向いて

雨粒に詠める:

  頬を打つ 雨粒 まるで 波しぶき あなたが渡る 海思わせて


10/11
手紙に詠める:

  一通の 手紙を何度も 読み返す 私の明日(あした)を つなげてほしい

そばに詠める:

  もし君が 寂しいときは そばにいる 寂しくなくても そばにいるから

理由(わけ)に詠める:

  君ばかり 思ってしまう 理由なんて あるようでいて たぶんないのね

一個に詠める:

  君がふと 見上げた星空 その中の 一個ぐらいは 私であって

届くに詠める:

  届くって どういうことを 言うんだろ 届くが叶うで ありますように

自由に詠める:

  この手には 小さな自由を 握ってる それをかざして 前へ進もう

空気に詠める:

  胸の中 空気が入って こないから 広い世界を 思って眠る


10/9
手紙に詠める:

  君だけに 手紙でそっと 知らせよう ほんのちょっとね 良いことあったの


10/5
海に詠める:

  君は今 私を遠く 飛び越えて 彼方の海に 青を見ている

雨に詠める:

  小雨降る 小径(みち)をひとり 歩いてる 未(ま)だ君へとは 続かぬ小径

  あなたには 大きな傘が あるけれど 私も小さな 傘になるから


10/1
工房に詠める:

  ここから…と 木々のささやき 聞こえるよ 形を変えて 音になる場所

思いに詠める:

  好きよ、って 心で何度も 繰り返す 出逢える日まで しまっておくの



[September] (12 pcs)

9/27
雨に詠める:

  降り出した 雨にあなたの 声探す 今夜もあなたの 夢を見たくて


9/21
愛と呼ぶものに詠める:

  でもこれを 愛と呼ぶのか どうかって 分からないから あなたが決めて


9/20
夢に詠める:

  あなたから 私に触れた その夢を あなたも見ていて くれたらと思う

  夢なのに。 君を見られず 背中越し ことばにするのが 精一杯で

あといくつに詠める:

  あといくつ 夜を越えたら、 あといくつ 何を越えたら、 逢えるだろうか

帰り道に詠める:

  あと二つ 音量上げて 帰り道 君のことしか 考えたくない


9/12
とうきょうに詠める:

  暗闇に 知らない景色が 流れてく 私の居場所は ここじゃないもの

  ビル街の ガラスの構造 眺めれば 豆つぶみたいな 人間だらけ

  増していく ばかりの都会の 違和感を 君のとこまで 溶かしに行きたい


9/5
なまり色に詠める:

  なまり色 空と川面(かわも)が 同じ色 君に言いたい 台風の朝

隣に詠める:

  その海に 叫んでみたい ことがある 君の隣で、 隣で、だからね

台詞に詠める:

  ドラマ見て 床に涙が 落っこちた 君から聞きたい 聞けない台詞



[August] (15 pcs)

8/31
はみ出た思いに詠める:

  でもいいの はみ出た思いは 切り取って ことばに、うたに、 してしまうから

胡蝶蘭に詠める:

  朝の陽に 揺れる窓辺の 胡蝶蘭 高層ビルに 額絵のように


8/30
音に詠める:

  幾重にも 君色の綾 染め上げて こころ映して 紡ぎゆく音

頑なな心に詠める:

  頑なな 君の心に 臆したり、でもやさしくて 安心したり、

重みに詠める:

  携帯の 重みで胸が つぶれそう つながりたくて 抱(いだ)いていても

君の目に詠める:

  その先を 見据える君の 左目を 見上げて私は 強さをもらう


8/29
光に詠める:

  雲が割れ 光射し込む 瞬間は 君に出会えた 時みたいかな

風に詠める:

  いつの間に 夏が私を 追い越して 後れ毛かすめ 秋の風ゆく

日暮れに詠める:

  高架下 今日も見上げる 新幹線 こんな都会の 私の日暮れ


8/21
君に詠める:

  時重ね 季節巡れど 思ひ出に 変はらぬ君ぞ 君ぞうるはし

羽根に詠める:

  道の端(は)に 漂う羽根に 君思う 強くやさしい どこにいようと

芝浦に詠める:

  ぶら下がり 夜を見下ろす モノレール 漂う波に 消えるビル街

  触れそうな 光の帯を 通過する 夜にそびえる 東京タワー


8/12
虹に詠める:

  耳の中 水が抜け出た 時みたい 何より君の 声が聞こえる


8/7
虹に詠める:

  心には 小さな虹が 灯(とも)るから 君と一緒に ずっと一緒に



[July] (26 pcs)

7/27
君のことばに詠める:

  鮮やかに 君のことばが 切り取るよ 私の知らない 君の日常

  いっぱいね、泣きそうになる。 君の目に 映る世界は こんなにきれい

朝に詠める:

  陸橋を 渡っていつもの 今日になる 閉じたまぶたに 揺れる朝の陽

夏に詠める:

  突き刺さる 夏の青空 痛いから 少し見上げて 君を思うの

  逃げるよに 駆け込む日陰 ビルの谷 私に構わず 立ち止まる夏

  信号が 変わる瞬間 走り出す ビル風 青空 遠い太陽

  遠のいて いきそな意識 引き戻す 暑さに負けない やさしい歌が

とうきょうに詠める:

  珈琲の 匂いが染みる ガラス窓 日本橋口 とうきょうの駅

  この駅で きっとあなたと すれ違う 出会えないまま それでもきっと

笑顔に詠める:

  私には いつか届くか 分からない 笑顔という名の 君のこだわり


7/19
強さに詠める:

  君よりも 私はずっと 弱いだろう まだ何ひとつ 失くしてないから

手に詠める:

  崩れてく 崖に片手を かけたまま つなげる君の 手を待っている

夏に詠める:

  太陽が せつなく見えても それでいい 君の悲しみ 消え去ったなら

鐘の音(ね)に詠める:

  鐘が鳴り 解けそな魔法 解けないで ここにあるのは ただ夜と道

車窓に詠める:

  風景が 右と左に 流れ行く 車窓に映る 狭間の自分

月に詠める:

  遠くても 雲の向こうに 滲んでも 消せない月が ここから見える


7/7
届け届けに詠める:

  浮かんでは 揺れるコトノハ 欠片(カケラ)たち 届け届けと 君に投げるの

ことばに詠める:

  この手から 飛び立つ白い ハトみたく 音立てて飛べ 私のことば

アンテナに詠める:

  ビルの上 刺さった無数の アンテナは 彼方の空に 何を見ている


7/3
火花に詠める:

  夜に舞う 火花と青と 白の色 工事現場に うたかたの夢

声に詠める:

  私にも 叫びたいこと 有るけれど あなたみたいな 声は無いから

ありがとうに詠める:

  ありがとう まっすぐ言える 人が好き。 それが声でも 声じゃなくても

伝える術(すべ)に詠める:

  声だけが 伝える術じゃ ないからね 音色(ねいろ)、スタイル、 眼差しさえも

ことばに詠める:

  ことばより 顔でつく嘘 知っている 嘘のつけない 君が好きだよ

  ことばって いくつも嘘が つけるけど それでも私は ことばと生きる

夏に詠める:

  夏はまだ 曇った空の 向こう側 君がいなくて 変わらぬ季節




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